国民年金を満額支給されるためには
国民年金いわゆる「老齢基礎年金」は、加入期間が25年以上ある場合に65歳から支給されます。
しかし、これだけでは国民年金を満額受け取ることはできません。
国民年金を満額支給されるためには、20歳から60歳までの40年間の全ての月(=480月)において、保険料を支払い続ける必要があります。
全ての月に対して保険料を支払った場合、1年間に満額の「792,100円(平成20年度現在)」が給付されるのです。
これを単純計算すると、1年の加入期間につき約2万円の年金額に相当することになります。
未納期間・保険料免除期間・学生納付特例・若年者猶予制度などを適用している期間があれば、「追納」しない限り、年金を満額支給されることはありません。
40年間の全ての月(=480月)に満たない場合は、満額である年金額から不足月分を減額した年金を受け取ることになります。
〔加入年数〕〔1年間の年金額〕〔1ヶ月の年金額〕
40年 792,100円 66,008円
39年 772,300円 64,358円
38年 752,500円 62,708円
37年 732,700円 61,058円
36年 712,900円 59,408円
35年 693,100円 57,758円
34年 673,300円 56,108円
33年 653,500円 54,458円
32年 633,700円 52,808円
31年 613,900円 51,158円
30年 594,100円 49,508円
29年 574,300円 47,858円
28年 554,500円 46,208円
27年 534,700円 44,558円
26年 514,900円 42,908円
25年 495,100円 41,258円
※平成20年現在
40年以上の期間において保険料を支払っていたとしても、満額以上の年金額を支給される訳ではありません。