国民年金の免除期間・猶予期間とは
国民年金には、免除制度または猶予制度があります。
それぞれの制度の免除期間あるいは猶予期間は、以下の通りです。
●法定免除の場合
「免除の対象となる理由」に該当するようになった月の「前月」から、「免除の対象になる理由」に該当しなくなる月までの期間、免除されます。
●申請免除・若年層猶予制度の場合
申請した月の「直前の7月」から「翌年の6月」までが免除期間・猶予期間となります。
●学生納付特例の場合
申請した月の「直前の4月」から「翌年の3月」までが免除期間となります。
上記の制度については、すでに納付済みの国民年金保険料については、免除の対象外となります。
所得金額については、前年の所得額を基準として判断されます。
ただし、1月〜6月の年金保険料は「前々年度の所得」で判断されることになり、学生納付特例では1月〜3月の年金保険料を「前々年度の所得」で判断されます。
免除制度・猶予制度が認定される所得額の上限は、以下の通りです。
【申請免除】
◆全額免除の場合
○単身世帯・・・57万円
○2人世帯(夫婦のみ)・・・92万円
○標準世帯(夫婦と子2人)・・・162万円
◆4分の3免除の場合
○単身世帯・・・78万円
○2人世帯(夫婦のみ)・・・116万円
○標準世帯(夫婦と子2人)・・・192万円
◆半額免除の場合
○単身世帯・・・118万円
○2人世帯(夫婦のみ)・・・156万円
○標準世帯(夫婦と子2人)・・・232万円
◆4分の1免除の場合
○単身世帯・・・158万円
○2人世帯(夫婦のみ)・・・196万円
○標準世帯(夫婦と子2人)・・・272万円
【学生納付特例制度】
○単身世帯・・・118万円
○2人世帯(夫婦のみ)・・・156万円
○標準世帯(夫婦と子2人)・・・232万円
【若年者猶予制度】
○単身世帯・・・57万円
○2人世帯(夫婦のみ)・・・92万円
○標準世帯(夫婦と子2人)・・・162万円