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夫の死亡後の生活保障について
夫が死亡した場合、残された妻にとって、どの程度の生活保障があれば良いのでしょうか?
総務省の「家計調査報告」によると、一般的に月々の生活費は、およそ30万円が必要と言われています。
夫に万が一のことがあった場合、妻はどれくらいの遺族年金などを受け取ることができるかをシュミレーションしておく必要があります。
必要な資金についての計算方法は、以下の通りです。
必要な資金 = 遺族の生活資金(※1) − 収入見込み(※2)
遺族の生活資金(※1)とは、生活費・住居費・教育費・その他(レジャー費など)を指します。
また、収入見込み(※2)とは、年金・退職金・貯金・その他を指します。
たとえば、下記のような家庭の場合を考察します。
〔例〕サラリーマンの夫・妻・子2人。夫の平均給料は30万円。
夫が40歳のときに死亡した時、遺族年金は以下のようになります。
遺族年金=遺族基礎年金(67,000円)+子の加算(38,000円)+遺族厚生年金(42,850円)
つまり遺族年金は、およそ15万円となります。
したがって生活保障として「必要な資金」は、生活費30万円−遺族年金15万円=15万円となります。
つまり収入が年金のみだとすると、15万円が不足するという訳です。
生活資金が不足する分については、生命保険などで補うことが重要です。
いざという時のために、生活に必要な費用については、きちんとシュミレーションし、夫が死亡した場合にも基本的な生活ができるように、あらかじめ対策を練るようにしておきましょう。